スイフトが燃費大幅UP デュアルジェットの走り
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之
燃焼室へのガソリンの直接噴射(直噴)に、ダウンサイジングターボに、希薄燃焼に、従来の常識を越える超高&低圧縮比にあとは…なんでしたっけ? そうそう、BMW自慢のポンピングロスを減らすバルブトロニックに、EGR=排ガス再循環による燃焼効率アップにと次から次へと出てくるエコなエンジン省燃費技術…
と思ったらまたまたスズキがやってくれましたよ、その名も「デュアルジェット」! 一瞬昔、ポルシェ911やホンダ・フィットが採用した「ツインプラグ」かと思ったけど、あれは点火装置を一気筒当たり2つにするものでコチラはインジェクター、いわゆる燃焼噴射装置を2つに増やす技術。
元々2010年に日産ジュークが「ツインインジェクター」の名前で量産四輪車に初採用し、それ以前もスズキ自身がスポーツバイク用で使ってたみたいですけど、いわゆるインジェクター追加で燃料を増やし、パワーアップさせる技術と思ったら大間違い。
インジェクターを増やして一本当たりの燃料噴射量を落とすことにより、ガソリン粒子を従来の約半分程度に出来、燃料効率が大幅アップ。同時にロングノズルも採用して燃焼室へのガソリンの直入率を増し、ここでも効率を上げてるんだとか。
しかもスズキは効能をさらに追求し、エンジン圧縮比を11から12へアップ。結果、他の省燃費技術と合わせて、新作1.2リッター直4を搭載するスイフトのJC08モード燃費を21.8km/Lから26.4km/Lまでジャンプアップ! 現状クラストップのデミオを超えて、100%エコカー減税(免税)を達成したそうな。
ってなわけで不肖小沢、論より証拠で乗ってみました。
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